凡人、南アフリカへゆく!

新婚早々旦那、南アフリカへ転勤!長男生まれてハチャメチャ度アップの南ア生活・ライフハックブログ。

インターン記事第2弾!今回はタンザニアでコンテナハウスを利用したICT教育の事例を紹介したよ^^

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以前ご紹介した第1弾記事に続き、第2弾のgreenzインターンとして書いた記事公開して頂きました^^

 

greenz.jp

普段読者としてgreenzを読むときは、まちづくり系の記事の関心が強いのですが、やっぱりこれはアフリカに住んでいるからなのか・・・前回に続いてアフリカのネタを選んでしまったぐっちです・・・(笑)

 

今回はタンザニアが舞台。内容は太陽光発電パネルを搭載したオフグリッドのコンテナハウスで、ICT教育が行えるという画期的なアイデアをカタチにした米国の民間企業と現地で活動するNGOの取り組みです。

 

 

アフリカのICT教育を民間企業やNGOが関わる意味って大きいと思う。

サブサハラ(サハラ砂漠以南)の地域ではまだ75%もの方たちが電気の届かない環境で生活しているとも言われている一方で、アフリカ諸国では都市部を中心にICT環境は大きく発展しています。

アフリカでこれから仕事をするためにもICTスキルはより必要になってきますし、国家レベルの教育政策は恐らく多くの国が初等教育レベルの底上げが課題である現状を考えると、今回の事例のように第三者がCSRや慈善事業として草の根的に底上げに関わることがとても重要なファクターになるのだと、素人ながらに感じずにはいられません。

実際南アだけを例に上げたとしても、そういう段階にあるのが実態なのかなと思います。

現地の教育に関連するNPOでお手伝いしていることもあり、そうした事実をお聞きすることも少なからずあります。

 

例えば、国の教育予算の多くの割合を人件費が占めてしまってなかなかICT教育のような新しい設備投資に予算がまわせなかったり、そもそも初等教育のレベル(特に算数)が著しく低く、田舎の州になるほどその状況が悪いというのが常となっているようです。

 

人件費がかさむ一方で、子どもたちが将来仕事をするチャンスを増やすために必要となる算数教育のメソッドが浸透しておらず、先生たちの質の問題も叫ばれる現状でICT教育に力を入れるのはなかなかの難題。

 

それに加えて他国ではより深刻に学校自体のインフラ不足を抱える国も少なくないはずだし、親世代の教育水準が残念ながら高くなかったことに起因して、学校に行かせたがらない家や地域もまだまだあるなかで「初等教育のレベルがアップしてから」とか言ってる間に時代はどんどん変わってしまいそうです。

 

おまけに旧宗主国の言語(英語、フランス語、ポルトガル語など)で学校教育がされるなかで十分にその理解力が追いついていないという言語の壁の問題も地域によってはあるようで、本当に根本的すぎる問題が山積しているのです。

 

このような現状を鑑みると、ICT教育なんてまだまだ夢のまた夢。だからこそ今回ご紹介した事例のように、民間企業やNGOがこうした活動を小さくても種をまき、育てることって本当に重要な教育インフラ作りに繋がると思います。

 

また、南アでパソコンルームを持つ学校を、別用で見学させてもらったことがあるのですが、全てのパソコンを盗まれてしまった経験もあるそう。こうしたセキュリティー面もアフリカならではの課題。もちろん教育方法も悩まれているご様子でした。

 

「援助依存体質」を脱して、リーダーシップ育成までせにゃならん。

今回ご紹介した取り組みはめちゃめちゃ重要だなと思う一方で、それだけで終わってしまうと意味がないなとも思います。

 

というのも、アフリカが「援助依存体質」になっている実態もこの1年色んなことを見聞きして感じているからです。

 

アフリカはさまざまな国際機関や企業、NGOから援助を受けていますが、「受けられるものは受けておこう」、「やって貰えてラッキー」的な姿勢が少なからずあるように感じられ、自国自身での改善が追いついていない国がとても多いと思います。

(他にも重大な課題を持っている国だったり、そもそも汚職横行で政治がクソだったり理由はそれぞれだと思いますが・・・。)

多くの国、企業が、自国のメリットや、今後の消費拡大の波に活かせるように…などさまざまな背景で、さまざまな方法を通じて支援をしているわけですが(この文脈ではNGOは抜かしますが)、それぞれの支援には狙いがあるのが普通なので、ほんとーーーーに国を良くしたいならそれぞれの国や人がもっともっとアグレッシブに状況打破するような取り組みをしないと埒があかないと思うのです。

そしてなにより、取り組みが仕組みとして継続しない気がしてなりません。

 

ネルソン・マンデラのようなリーダーはもう出てこないのだろうか?!なんで彼はあんなにビジョナリーで、国を変えようと生きられたんだろうか。あれほど大きなスケール感でなくとも、リーダーシップをとれるひとが必要。

 

だから今、援助から、次は自発的な取り組みとしてさまざまなことが継続、発展できるようにリーダーシップを育むということも本当に重要な課題だと思います。


なんて、全部素人意見だけど。そんなんむちゃむちゃ難しいなんてわかってるけど。けど結構日常的に、そんなことに憤りを感じています。

 

そしてもちろん、そうした観点で考えると日本も人のことは言ってられないな〜。とも思ってドキドキすることも少なくないです。アフリカに住んでみて、いろいろ勉強になったし、考え方も少し変わった気がします。

凡人にできることは多くないかもしれないけど、この気持ちからできることを少しずつやれたらいいなと思います。ではでは。 

 

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