春のWest Coastの旅(3)ナマクアランドのお花畑を目指したけど、えっらい干ばつでカリカリだった件
昨年9月に行った、春のWest Coastの旅回想録・第三弾。
本当は旅の一番の目的地だった、ナマクアランド。
しかし、行ってみたらこんなでした…!!!!
ここ、本当は、一面、お花畑に、なる場所…
ウソォォオオオおおおおおおおおん!!
本当は春の2〜3週間お花が咲き乱れる、Goegap Nature Reserve
ナマクアランドを訪れる際に、多くの人が宿泊するのがSpringbokという街です。
その街の郊外にある自然公園、Goegap Nature Reserveは絶好のお花見スポット。
本来であれば、この公園はめちゃめちゃ美しいお花畑になります。
だが、しかし!昨年は深刻な干ばつで、雨が足りなかったのです。
その結果…
冒頭のこの景色(;ω;)
カリッカリです。お花さん、精一杯頑張った結果がコレ…
うん。ところどころ、ちょっぴり、綺麗なんだけどさ。
残念でした…
実は、ほぼ全滅だったナマクアランド2017
前述のSpringbokはNorthern Cape州に位置しており、南アフリカの国土の中でも結構北の方なのですが、ナマクアデイジーの南限は別記事でもご紹介したWest Coast National Park辺りです。
ラッキーなことに、この公園内は本当に綺麗だったんですが、
2017年はこの周辺しかお花が開花しなかったようです。
見よ、この乾ききった大地を
この写真はNorthern Cape州とWestern Cape州の境近辺。
2017年が特にひどい干ばつだったことはここまでにも言及しましたが、過去数年も雨不足だったことが積み重なり、いよいよ限界に近い状態にまできているようです。
近付く"Day Zero" ケープタウンから水がなくなる?
さて、話は少し旅から脱線しますが、この干ばつは本当に深刻です。
Western Cape州に位置し、南アを代表する都市のひとつであるケープタウンでは、2018年の5月上旬には水道水が使用できなくなる見通しです。
今年に入って、日本でも多くのメディアがこの問題を取り上げています。
ケープタウンに親戚や知人がいる人から話を聞くことも、南アフリカにいる間はたくさんありました。
取水制限は以前から行われており、聞く話によると昨年の時点でトイレやシャワーも好きに使えないほどでした。
ケープタウンは、こうした危機にさらされるには、大きすぎる都市です。
これからどうなってしまうのか、とても心配…。
日本から祈るしかできませんが、今後もこの問題の経過はキャッチアップしていきたいと思います。
また綺麗なケープタウンに気持ち良く足を運べる日が来ますように。
旅のお話しは、もう少しだけ続きます^^