凡人、南アフリカへゆく!

新婚早々旦那、南アフリカへ転勤!長男生まれてハチャメチャ度アップの南ア生活・ライフハックブログ。

物乞いのひとたちとの向き合い方に悩んだ結果

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赴任当初から、海外生活免疫0だったこともあり

路上に当たり前のようにいる物乞いのひとたちへ、手を差し伸べるべきか否か、ぐるぐると考えがうごめき続けてきました。

 

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(出典:pixaboy)

食べ物やお金を、あげるかあげないかは個人の価値観次第。

別にどっちが正解、不正解とかではないと思います。

 

この1年ずっとそのことに悩んできて、日本とは違いすぎる状況にショックをうけることもしばしばありました。

しかし、私は物乞いのひとたちには、直接は食べ物やお金をあげることはしないとここ最近決めました。

 

 

ずっと悩み続けていた、物乞いのひとたちへの意思表示

路上で物乞いをしているひとたちのバックグラウンドは、詳しくはわかりません。何歳なのか、どこに住んでいるのか、何人家族がいるのか…。

なかには、目を向けるのが痛々しいほどに痩せたひとがいることもあれば、Tシャツと呼べないほどにビリビリに破けた布をまとっているひとを見かけることもあります。

 

そうしたひとたちを見るたびに「どうするべきかなぁ…」と思い悩まされていました。

 

はじめは、目を合わせない方がいいよと聞いていたので、とにかくスルーしました。けど、なかにはしつこいひともいて、ごめんね、何も持ってないよというのを仕草で表すようになりました。

 

けどその後、色々思うところあってスルーに戻ったり、意思表示したりを行ったり来たりしていました。

 

怒りが止められないほどに貧しいひとがいることを知った

そんな風に、揺らいでいた気持ちに終止符を打った出来事と、他のひとからもショッキングな話を聞いて、先週完全に「絶対にあげない」という方向に自分の気持ちが切り替わりました。

 

(1)物乞いに逆ギレされた

これ、先週の出来事、実体験なんですが、用事があって1人で車を運転中、信号で停止。交差点には物乞いの男のひとがいました。ここまでは、毎日あること。

 

しかし今回は「チャイナ、チャイナ」と話しかけられてしまいまして、どうにも無視できず、「チャイニーズじゃないよ、そして今日は何も食べ物をもってないんだ、ごめんね。」と英語で伝えました。

 

そしたら、

逆ギレされました。

チャイナがどうとかと喋ってるんだけど、英語かどうかわからない感じで、窓に顔がつきそうになるくらい接近戦だった。オマケに中指立てられて、ちょっとだけこっちがキレたくなりました。これは、窓ガラス割られるかな?!と思って一瞬冷や汗かいたけど、そういうことはなく。どうにか無事に帰ってきました。

 

恐らく、それが彼の戦法なのか(脅してとる)、本当に心の余裕がなくなってしまっているのか、どちらかなのかなと思いました。
本当に食べ物を持っておらず、なおかつあげられなくて申し訳ないなと思っていただけに少し不毛な気持ちになったけど、仕方ないですね。

 

(2)食べ物を渡そうとして、斬りつけられた男性の話


その翌日、偶然語学学校で南アの犯罪の話になった流れで、物乞いのひとから斬りつけられた男性の話をイタリア人のクラスメイトから聞きました。


南アには、「仕事がほしい」、「食べ物を恵んでほしい」などメッセージを書いた段ボールを持って交差点に立つ物乞いのひとたちも少なくありません。

 

今回聞いた話は、そのメッセージボードの裏にカッターナイフを隠し持っていて、食べ物をあげようとした男性の顔を斬りつけて荷物を奪おうとしたという話でした。

 

これは私の体験より遥かにショッキングでした。

自分のできる範囲で手を差し伸べようとしたひとに対して、斬りかかってまで荷物をとらなければいけないほどに、追いつめられているひとがいる。どちらも救われないし、本当に痛ましいです。

 

そんなことが重なって、私は路上では絶対に彼らに応じないと決めました。

 

自分のできるかたちで、助けの手を差し伸べれば良いと思う。

私は物乞いのひとたちには何かをあげることはしないけれど、その代わりこの国で貧しさに困っているひとを助けるためにできることは他にも全然あると思います。

 

何かのチャリティーイベントに参加しても良いし、先日帰国されたお知り合いは使えそうなものを孤児院に寄付したとおっしゃっていました。また、私の場合にはボランティア活動を通じて、ほんの少しだけど役に立てるところもあるのかなと思っています。

 

決して問題から目を背けるわけではなく、自分ができる健全な向き合い方のなかで関わろうという意味です。

冒頭に書いたことに戻ってしまいますが、結局は自分が決めること。

私は、今回こういう風に決めた、という話でした。

 

 

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