アフリカーナーの歴史を語り継ぐ、フォールトレッカー開拓記念碑
またまた先日のお話。
前々から気になっていたこちらに行ってきました。
フォールトレッカー開拓記念碑
(Voortrekker Monument)
かつてのオランダ系の入植者、アフリカーナーの人たちの歴史を語り継ぐ開拓記念碑となっている場所です。
グレート・トレック100周年を1937年に記念して作られた場所。
この場所はオランダ系の支配からイギリス系の支配に変わったケープ植民地から、オランダ系移民たちが北上した「グレート・トレック」を讃える場所としてグレート・トレックから100年後に作られた場所です。
巨大なモニュメントの前には、当時のアフリカーナーの女性と子どもの銅像もありました。
中は広々としていて、日に照らされたグラスがすごく綺麗でした。
壁面には南アフリカ入植からのアフリカーナーの歴史が、壁画として刻まれています。
記念碑の高いところまで登ることができます。足がすくむほど高い。怖すぎて震えた。けど、とても美しい場所です。
アフリカーナーに関する資料館も充実しています。
敷地内にはアフリカーナーの歴史に関する資料館もありました。
どのように開拓が行われてきたかというところから、政治的な問題、生活に関わることからスポーツに至るまで、さまざまな内容がパネル展示されています。
文字中心の展示のため、今回は時間が足りず見きれませんでした・・・
なので近々また行きたいです。
もちろん、アパルトヘイトについても記載が。
南アフリカというとどうしてもアパルトヘイトの歴史にフォーカスがされがちで、そのバイアスからついつい黒人のひとたちの文化こそもっと知らないといけないという気持ちにさせられがちだったかもなあと、個人的には今回この記念碑や資料館を訪問して痛感させられた気分でいます。改めて、アフリカーナーについても同様に色々知りたいなと、今回新しい視点を得たように思います。
南アフリカは本当に多民族ですし、南アビギナーの私としては国民感情的なところは正直わかり切ることなんてまだまだできっこありません。けれど個人的には、アフリカーナーの人たちの立場も結構難しいところだと思っています。
ご先祖様がアフリカの地を終の住処に選んだことによって、大変な歴史を歩んできたとことは間違いありません。後からやってきたイギリス系の人たちに追いやられて北部に移動して、けどまた戦争して、負けて、その後政治的に強い立場になってアパルトヘイトを行うという悲しい連鎖のを乗り越えてきました。
アフリカーナーにも苦労があるとは言え、もちろんアパルトヘイトなんて許されるはずはないんだけれど、今の南アの発展があるのは彼らの良い面での功績があるからこそという点も否めません。
すごく各論的な話になってしまうけど、今の英語の先生はオランダ系の人。「この国政治は今良いとは言えないけど、この国のことは愛してる。」って言っているのを聞いて、もうとっくにアフリカーナーの人たちにとってこの国は祖国で、大切にしたい場所なんですよね。当たり前だけど、これもハッとさせられるコメントでした。
色んな負の遺産を引きずり、まだまだ課題の多い国だけれどもそれぞれの立場を超えて今国全体で解決したいことや、目指したいことに向かって共闘していかないといけない時代なんだろうな。
歴史に学び、マンデラさんが行ったように相手を許し、共に手を取り合わないと…ですね。
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