凡人、南アフリカへゆく!

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アフリカ本感想 (1)『日本のビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る:なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?』

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アフリカ初心者のわたくし、現在一生懸命アフリカについて勉強中です。

せっかくなら色んなことを知りたいし、色んな文化を持つ人と関わりを持ってみたい。今すぐ役に立たなくても、もしかすると役に立つときがくるかもしれない。

そんな思いで、最近はアフリカに関する本をよく読んでいます。

せっかくなので備忘録も兼ねて感想をブログにしてみようかと思います。

 

今回はこちら!

 

 

住友化学がアフリカでマラリア対策に役立つ蚊帳で大きなシェアを獲得するようになるまでのストーリーを知ることのできる1冊です。

プロジェクトに携わっていた方の著作ということもあり専門的な内容を含みつつも非常にわかりやすくお話が噛み砕かれていて、とても読みやすかったです。

 

組織でプロジェクトを遂行する時に役立つTIPSがいっぱい

この本の面白いところは、実在する登場人物たちがそれぞれの立場でどのような葛藤を持ちながらオリセットと呼ばれる蚊帳を開発し、普及させようとしてきたか心情までリアルに描かれていることです。

 

そして、大きな組織だからこそ求められる組織間での連携や、保守的な企業体質に対して人材配置や提案を通じて、企業内での新しい仕事の仕方を造り上げていく様子も同時に詳しく描かれています。


私は現在組織で働くというところから離れていることもありますが、こうして他社のプロジェクトを遂行するシーンを垣間見るというのはとても面白いですね!

 

どのようなスパンで、どのような人が関わって仕事をするのか・・・私の場合元人材系企業に勤めていて尚且つ化学業界を担当していたからということも関係するのかもしれませんが(笑)、こんな風に仕事を進めるのか〜とついつい職業病のようなマインドで読んでしまいます・・・。辞めたのに、トホホ。

途中、実際に今回の事例で起こったことや成功要因をコラムとして取り上げている部分もあり、マーケティング戦略についても解説されているので、アフリカでシェアを獲得するまでのポイントが非常に理解しやすくなっています。

 

 アフリカでビジネスを行うことに関するリアルな言葉。

これまでアフリカでのビジネスを行うということについては全くの無知だった私ですが、この本では非常に具体的に、アフリカでビジネスを行う際に求められるマインドやスタンスを知ることができ、新しい発見となりました。

 

・読み切れない市場規模〜正確な統計が行い辛い環境

・最高品質は多くの場合求められていない

・アフリカ人に限らず、ビジネスパートナーとなる可能性があるアジア人、インド人たちの商習慣の存在

・消費者となるターゲット層の生の声からでないとわからない生活スタイル

 

など、実際の事例からアフリカでビジネスを行う上でぶつかる可能性がある問題やそうしたことへの対処方法について述べられているので非常に興味深かったです。

 

特に興味をもったのは、

・なぜスラムエリアに住んでいるのか?十分な資金があってもコミュニティを重要視してそこへ住み続ける人も存在している。

・消費者にとって高くてもその妥当性があれば購入される可能性があること。安くなければ売れないという曖昧な解釈は危険である。

 

など、アフリカに対する一種の思い込みから私たちが間違った仮説を立てやすいことを改めて理解したのでした。


私は今のところアフリカでビジネスを行うつもりはないですが(もちろんビザ的にダメという背景もあるし)、アフリカという土地の文化は興味深いし、もしかしたら役立つときが来るかもしれないからこうしたインプットは継続していきたいなと思っています^^


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